マルチアンプやサラウンド・システム構築のためにマルチチャンネルのプリアンプ
（ボリューム・コントローラ）を探している方に朗報です。

ベリンガーDCX2496などのデジタル・チャンネル・デバイダーをお使いで、アナログ出力の
音量調整をどうしようか困っている方が多いと思います。

10年ほど前までは、マルチチャンネル用プリアンプはいくつかのメーカーが販売していましたが、
現在ではほとんとが製造中止で入手困難です。

このたび、シーラスロジックCS3310を使った日本製プリアンプ（HiFiステレオ仕様）を、
プリント基板とリア・パネルを起こして8チャンネル用に改造しました。

自分用に1台製作したのですが、音質が素晴らしく、気に入って毎日使用しています。
さすがハイエンド機器に使われているだけあって、CS3310の音質は、ツヤ、厚みがあり
素晴らしいです。

日本製品はバグなど品質上の問題が無きにしもあらずですが、この製品は問題なく動作します。
一番重要なアナログ部は新しく設計しています。

余分に何台か組み上げたので、適価でお譲りします。

すでに何人かの方にお使いいただいていますが好評です。

(部品供給の都合上、コンデンサ等が写真と異なる場合がありますが、
音質に影響する部分にはオーディオ用部品を使用していることに変わりはありません。またリアパネルに加工に起因する傷がある場合がありますが、ご了承下さい)
[ 特徴 ]
* 8チャンネル・ボリューム・コントローラー。8ライン入力、8ライン出力。
* 蛍光表示管による減衰値(dB)表示
* シーラス・ロジックCS3310を4個使用
* リモコンないしフロント・パネルのつまみで音量調整
* 電源オフ時にボリューム値を記憶、電源再投入時に自動再設定
* ミュート機能あり
* メーカー推奨回路採用。出力段オペアンプは不使用
* 電源オン/オフノイズは極小
* 音量調節時以外は無通信。オリジナルの設計ではマイコンが常にCS3310に通信。
音質向上のため、別のマイコンを追加して音量調節時以外は通信をブロック。
* アナログ回路にはオーディオグレード・コンデンサを使用* 金メッキRCAピン使用
* ノイズに配慮して設計した両面プリント基板
* レーザー加工したアルミ製リア・パネル
* リモコン付属（単4電池は含まれていません）
* 電源ケーブル（3ピン）、RCAピンケーブルは含まれていません
* AC120V仕様（AC100Vでも問題なく動作します）
* 寸法：W220 x D230 x H72mm (突起部は含まず）
* 重量：約2.4kg

フロントパネルの写真に"CH-1"と表示されていますが、各チャンネルのボリュームレベルを個別に調整することはできません。チャンネル個別の調整は、入力ボリューム付きのパワーアンプ側で行なうことになります。

[ CS3310 仕様 ]
* ステップサイズ： 0.5 dB
* ボリュームレンジ： -95.5dB ～ +35.1dB
* 歪率： 0.001% THD+N
* ダイナミックレンジ： 116dB
* 音量調整時のノイズは極小
* チャンネルクロストーク： >110dB